腸内フローラーダイエット

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食べても太らない腸内フローラダイエット

腸内フローラとは?

私たちの腸には、数百種類もの腸内細菌が存在しています。それを数にすると100兆もの数といわれています。それらの腸内細菌がつくりだしている生態系がお花畑に良く似ていることから「腸内フローラ」と言われています。

 

これまで、太りやすい主な原因として、食べ過ぎ、運動不足、加齢、などが言われてきましたが、この腸内フローラがダイエットに大きく関係していると近年注目されているのです。その発端は、有名な科学雑誌「サイエンス」に2013年に掲載された一つの論文がはじまりだといいます。

 

科学雑誌「サイエンス」に2013年に掲載された内容とは?

その内容は、アメリカのワシントン大学のジェフリー・ゴードン博士の研究で無菌室で育った無菌マウスを使った実験で、同じ体重の2匹のマウスに1匹には太った人の腸内フローラーを、もう1匹には痩せた人の腸内フローラを移植して、同じエサを与えて育て運動量も同じです。

 

そして1か月後、体脂肪を調査したら、太った人の腸内フローラを移植したマウスは2倍近く体脂肪が増加して太り、痩せた人の腸内フローラを移植したマウスは変化がなかったと言う結果になったと発表。もちろん太りやすい原因は、遺伝的背景や食生活などの影響もありますが、人にも同じように肥満型の腸内細菌が存在するのではないかと言うのです。

 

その肥満型の腸内細菌は脂質やカロリーが多い肉食中心の食事が腸内細菌のバランスを悪くすると考えられており、欧米人に多く、和食中心の日本人には肥満型の腸内細菌が少ないと言われていました。ところが近年、日本人も食事が肉食中心の欧米型になってきているので肥満型の腸内細菌が増加しているそうです。

 

つまり、腸内細菌の中には食べても太らない菌があるのではないかと考えられ世界中の専門家が研究をはじめたのです。そして、その夢のような腸内細菌の存在がある程度分かってきているそうです。この研究を日本でしているのが、東京農工大学 特任准教授の木村郁夫先生の研究室です。

 

腸内細菌が作る出肥満を防ぐ物質が存在する!

木村先生の研究でわかってきたことは、私たち人間が食べ物を食べると、腸に住んでいる腸内細菌がその食べ物を分解して餌にします。その分解する際に、いろんな物質をつくりだして放出していて、その作り出している、物質の一つに短鎖脂肪酸と言う物質があり、それが肥満を防ぐと考えられるというのです。つまり短鎖脂肪酸は腸内細菌がつくりだす天然の肥満を防ぐ薬だと言うのです。

【短鎖脂肪酸】
短鎖脂肪酸は、ヒトの大腸において、消化されにくい食物繊維やオリゴ糖を腸内細菌が発酵することにより生成されます。生成された短鎖脂肪酸の大部分は大腸粘膜組織から吸収され、上皮細胞の増殖や粘液の分泌、水やミネラルの吸収のためのエネルギー源として利用されます。

そのメカニズムとは

そのメカニズムを説明します。私たちが食事などから摂取した脂肪は、脂肪細胞にとり込まれて必要になるまで保管されます。ですので脂肪分が多い食事ばかり食べていると、その脂肪はどんどん脂肪細胞に蓄積されてしまい細胞が膨れてしまい巨大化し太ってしまうのです。

 

ですが、腸内細菌でつくられた短鎖脂肪酸が血液に入ると、全身を巡って体の脂肪細胞に届けられ、脂肪が脂肪細胞に摂り込むのをブロックしてくれるので、そのおかげで細胞が肥大化しないで肥満を防いでくれるのです。

 

ここが重要!
しかも、腸内細菌が短鎖脂肪酸を作ることで、徐々に放出されるので、ある一定の濃度が維持できるのだそうです。

 

ならば、直接短鎖脂肪酸を飲めばいいのではないかと思うかもしれませんが、直接、短鎖脂肪酸を飲んでも、直ぐに分解されてしまうので効果は一時的なもので持続しないのです。ですが、腸内細菌が短鎖脂肪酸をつくってくれるのなら、1日中、24時間放出されているので肥満を継続して防いでくれるのです。となれば、その腸内細菌を毎日摂取すればいいのでは?

 

短鎖脂肪酸を放出する代表的な腸内細菌とは

それは

  • ビフィズス菌
  • バクテロイデス

です。

この2つの腸内細菌を増やす方法とは

ビフィズス菌とバクテロイデスを増やすためには、水溶性の食物繊維を食べることが大切になります。食物繊維は、消化・吸収されないで腸内細菌のエサとなります。それによって腸内細菌は元気になってくれ、私たち人間の体に良い働きをしてくれるのです。

 

でも、毎日の食事で食物繊維をとり続けるのは結構大変だと思う方もいるかと思います。

 

そんな人は、ビフィズス菌や腸内でビフィズス菌が生息しやすい環境をつくるサポート役の乳酸菌のサプリメントやドリンクを飲んでしまえば手軽に摂る事が出来ます。しかし、重要なポイントがあります。乳酸菌などの菌そのもを飲んでも、飲まなくなったら、段階的に菌が少なくなり1週間くらいで腸内から消えてしまいます。

 

つまり、一回飲んだだけでは駄目で継続することが大切。これはヨーグルトや納豆などの発酵食品も同じことが言えて、菌をそのまま食べるにしても、菌のエサになる食物繊維を食べるにしても、重要なのは継続することが一番大切になります。